ボランティアはだれか他人(ひと)のためにやっていると考えがちですが、気付くと自分のための活動になっているものなのではないでしょうか。実践されている方々は、すでにこのことに、気付いておられるはずです。この武蔵野の地は、私にとって、また、数多くの人々にとって大切なボランティアを実践するフィールドであり、なくてはならない場なのです。なにもコーチだけがボランティアをしているわけではありません。保護者、ご家族は大切なお子さんを家から送り出しているのですが、チームの活動を支えるためにたくさんのボランティア活動を実践されています。最初は我が子のためであり、義務的で、面倒な「お仕事」かもしれませんが、いつの間にか自分の生きる一部になっていき、仲間が増え、自分にとっての大切な時間になっていくのだと思います。
 子供たちが元気にサッカーに取り組み、成長していく、「ワクワクのフィールド」がここにあります。そしてこの「ワクワクのフィールド」は子供たちだけのものではなく、それを支えていると思い込んでいる大人たちにとっても、大切な自分自身のワクワクになっているのです。
 たまたま我が子がサッカー出身なので、サッカーの話になりましたが、三小には野球のイヤリングス、剣道の吉剣、ドッチビーの MDC など、さまざまな活動が盛んに行われており、長年にわたって脈々とその伝統が受け継がれています。
 

「子供たちが出会わせてくれた」
「音楽と出会って……」