2期目当選、お礼と決意!!

武蔵野市議会議員の宮代一利です。

今回、2期目への挑戦に、1,312人の市民の方に名前を書いて頂き、皆さんのお力添えで当選させていただくことができました。
本当にありがとうございました。

個別にお礼のご挨拶をさせていただくことは公選法上できませんので、恐縮ですが、こちらでご挨拶とお礼をさせていただきます。

今回の選挙活動では、選挙カーを使わず自転車で市内を走り回りました。また、駅頭での演説も極力マイクを使わず、地声で訴えさせて頂きました。たくさんの市民の皆さんからお声掛けを頂き、とても感謝しております。

一方で「ちゃんと活動していたのですか?」と質問を頂くこともあり、自分の思いを伝えることの難しさも実感しました。
これからは、いかにして市民の皆さんのお声を伺うのか、このことを考え続けて参ります。

これから4年間、市民の皆さんのお役に立つべく、日々勤めて参ります。引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

☆2期目の公約☆

● 子どもの権利条例の制定から実行、実効へ

子どもの権利条例の制定を機に、保護者と共に地域の大人が子どもの声を聞き、真剣に子どもの人権について考えることができる社会にします。(補足説明は、下の*1)

 

再生可能エネルギーで持続可能なまちづくり

実質再エネ 100% 電気への補助制度が導入されました。さらに公共で投資し、インフラとしての整備を推し進めるよう訴えていきます。(補足説明は下の*2)

 

● 吉祥寺駅周辺の環境を整え、安心して暮らせる街に

吉祥寺東部地区は市民が自ら環境浄化に取り組んできた歴史があります。これまで以上に公共の支援の継続を訴えていきます。

 

地域の世代間交流を活性化、市民を元気に

地域の中心にある学校、コミセン、その他公共施設を活用し、多くの市民が参加できるイベントを企画し、世代間交流を進めていきます。

スポーツ環境の維持・管理の継続

学校施設の改築が続く中、育成団体や市民団体の皆さんの意見を聞き、利用しやすい施設に仕上がるよう、その声を届け、反映します。

 

● 議会からヤジをなくし、熟議できる環境を作る

今の議会は、発言の途中でも大きな声で不規則発言 ( ヤジ ) が飛び、私語も多いです。熟議のできる議会に変えていきます。

 

補足*1

○子どもの権利条例
既に議会で制定が決まり、施行されています。策定委員会での議論は熱く、数多くの論点が話し合われました。そもそも、子どもの権利とは何なのか。「休む権利」という論点がありました。そんなことを認めたら、学校を勝手に休むことを認めてしまうことに繋がる、助長することになってしまうとの批判が出てきました。条文としては、「休息をする権利」と表現をブラッシュアップしています。子ども達は本当にこの権利を振りかざし、大人に向かって来るでしょうか。リスクマネジメントとして考えるとき、ゼロではないとは思います。一方で、多くの子どもは楽しく学校に通っています。仲間と共に過ごす時間を大いに楽しんでいます。大人が守っているから楽しく時間を過ごしている訳ではなく、仲間がいるからこそ幸せに過ごし、自律的に時間を過ごし、見事にコミュニティーを形成しています。競争する場面もあるでしょう。時に、ぶつかることもあるでしょう。それでも、すぐに大人が介入するのではなく、じっと見守っていると課題を解決していきます。大切なことは、ちゃんと見守っていることであり、子ども達がそこに大人の存在があるかとを知っていて、認めていて、本当に困った時には相談できるという安心感を持つことだと思います。子どもに信頼される大人であることこそ、子どもの権利を守ることだと思います。そんな存在になることができるように、大人が努力をすることが大切です。じっと観察する。子どもの言動の理由について学ぶ。心を開く。言葉に耳を傾ける。会話の始まりは「教える」からではなく、「質問する」から入ることが大切です。「どう思う?」「何が好き?」「何したい?」こういった質問が子どもの発言に繋がります。悩んでいる大人もたくさんいると思います。大人も互いにコミュニケーションを取りながら楽しく過ごすことが最も大切だと思います。
 
補足*2
○再生可能エネルギー
持続可能な町を目指す。環境は一つの大切な論点です。さらに、エネルギー供給は絞られた論点です。人類は地球から与えられている、限られた資源を活用しています。あくまで、与えられているものでありますから、浪費して良い訳はありません。大切に使いましょう。
一方で、近年注目が集まっている環境問題、こと気候危機は一つの考え方です。地球の長い歴史の中の一コマでしかなく、全貌はそう簡単には把握できません。科学的な解析によると説明されている取り組みも、こと今後のルールなどは、実は政治的な側面、経済的側面が強く影響しています。ルール作りに際しては国益を考え、戦っていると理解するべきと考えます。
一例として、エネルギー供給について考えてみます。日本は資源小国であり、エネルギー調達を海外に依存してきた歴史があります。その結果、複数の資源を組み合わせた電源構成になっています。様々な電源を使いこなす技術開発にも力を入れて来ました。分厚いデータの積み重ねがあります。再生可能エネルギーが地球を救う、できる限り活用することが大切なことは当然ですが、定量的に完全に置き換わるには、相当な時間が必要です。長い視線で将来を見据え、着実に歩むことが求められます。
文系は、歴史、文学のように過去を深く研究し、そこからの学びを現在に活かします。一方、理系は「欲しいもの」をイメージし未来に向けた研究を積み重ねます。失敗も大切なデータです。失敗を指摘し、それを理由に否定をするより、貴重な失敗のデータから次の開発に進むのです。歩みを止めてはいけません。そんな理系の思考回路を市政に活かしていきたいと思っています。
電気供給に関し「実質再生可能エネルギー100%」の電気利用に対する補助制度が導入されます。市民の背中を押す制度です。大いに活用し、実効があがることに期待しますが、その先に更なる施策が必要と考えます。市内における創エネに、積極的な公共投資を続け、エネルギー供給の公共性を高める、家庭で電気を使うと、いつでも再生可能エネルギーが供給される、そんな持続可能なシステムを作り上げることが未来に繋がると考えます。