つながる会のこと
「むさしの地域つながる会」が活動報告会を開きました。つながる会は高校生が中心になって組織しているボランティア集団。挨拶運動をしたり、ごみ拾い活動をしたり、地域イベントに参加をしたり、クリスマス会を開いたり、本当に精力的に活動を繰り広げています。私は、彼ら彼女たちの行動に心から賛同し、イベントにも参加して来ました。今回の報告会はこれまでの活動について、メンバーたちがその内容を報告した後に、感想をいろいろ聞かせてくれました。その中で、繰り返し出て来た話題が、たばこのことでした。ごみ拾いをするとたくさんの吸い殻がポイ捨てされていることが分かり、また、土が黒く変色してしまう場面に出会ったり、そこから、そもそも歩きたばこって周囲の人たち、特に小さな子供に悪影響があるのに、なんでやり続けているのだろうかといった疑問も出てきました。
そこで、私は質問をしました。「メンバーの皆さんにとって、大人はどんな存在なんですか?」これに対する回答を聞いて、私はとても気持ちが暗くなりました。「大人って格好良い。憧れの存在です。いろいろなお仕事をしていて、スペシャリストで凄いと思っています。」えっ?!違う、私は、歩きたばこを平然とできる大人、ポイ捨てをして平気でいられる大人たち、そしてひいては自分の利益を最優先にして生きている生き様を、ここぞとばかりに罵倒して欲しかった。その覚悟でした質問だったのです。そして、その後も他のメンバーから、代表者からも再三感謝の言葉が述べられました。世の中の渡り方を習得した、賢い高校生、そんな雰囲気ではないのです。目を輝かせ、心の底からボランティア活動を楽しみ、地域に感謝をしている。そして、自分たちの地域がもっと繋がり、ずっと平和であり続けて欲しいと願っている気持ちが伝わって来るのです。頼もしいなどと思える状況ではなかった。自分の甘さを思い知らされ、悩み続ける一日となりました。感謝をしたいのは私の方です。いつも、ありがとう。地域のことを考えてくれていること、迷わず行動を起こしてくれていること、何よりメンバーの皆さんが元気に、楽しく生きてくれていること。感謝しています。これからも続けて行きましょう。もちろん私もできることを少しずつ実行していきます。
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彼らの純粋な心は、弱く、壊れやすい脆いものと感じるかもしれませんが、「信じる」強さも持っているかもしれません。いずれにしても、存在を知った大人の一人としては、支え、共に行動していきたいと思います。