令和4年第2回定例会 :本会議 一般質問(録画中継と議事録抜粋)
- 令和4年第2回定例会(6月8日)
本会議 一般質問 - 透明性、説明責任等について
・コロナ禍の影響について
・選定、選考方式について
・予算執行状況について - 録画中継 | 武蔵野市議会インターネット議会中継 (jfit.co.jp)
- 会議録
◯6 番(宮代一利君) 6番、ワクワクはたらく宮代一利です。よろしくお願いいたします。
コロナ禍との付き合いが続いています。丸2年が経過しました。緊急事態宣言が発せられ、解除されたかと思ったら、まん延防止等重点措置が出され、さらにリバウンド警戒期間なるものが生まれ、様々なルールをつくることの難しさを実感しているところです。
コロナ禍との付き合いについて少し考えてみたいと思います。馴化という言葉があります。馴という字は、うまへんに3本川です。一般的には、飼い犬が飼い主になれるというときなどに使います。なじむという言葉にもこの馴の文字が使われています。一方、仕事に慣れてきたなどというときの慣れるは、りっしんべんに貫くという字を使います、この字を使う場合は、同じ事象を繰り返し経験することにより、だんだん慣れてくるイメージです。
さて、我々人類は、あるいは日本人は、コロナ禍との付き合いにおいてだんだんと「なれてきた」と感じているのですが、どちらの「なれ」なのか、どう思われるでしょうか。個人のレベルで考える場合には、経験が積み重なり、人混みではマスクをして、消毒液があれば頻繁に消毒をする。もちろん帰宅したら手を洗うといったことが習慣化していると思います。まさに習慣化でありますから、りっしんべんの慣れるなのだと思います。
一方、社会として見た場合には、国として、自治体として、蔓延防止のためにルールをつくり、それを定着させてきた。あるルールを適用したが、それだけではコロナは収まらなかった。変異株が現れ、収まりかけた社会を襲った。長引くほどに、経済の停滞が我慢の限界を超えてきた。こういった複合的な状況判断をしていくことが継続的に求められており、社会そのものをなじませていく、馴化を進めていると言えるのではないでしょうか。
施政方針において市長が提唱した、伝える、伝わる広報を心がけていきたいというお言葉は、今も心に刻まれています。今回、市中での生活の中で起こっている幾つかの事象について、馴化しようとしている社会において、伝える、伝わるメッセージが発せられていたのか、検証していきたいと思います。
質問1の1、コロナ禍における公共施設の利用に関するルールについて。
緊急事態宣言下においては、コミセンも学校施設も使用停止になりました。その後、状況を勘案し、利用時間や使用できる活動内容に制限を設けながら、徐々に緩和してきています。一例ですが、学校施設開放において育成団体が使用する場合、市外のチームとの対外試合を制限されてきました。つい先日、各施設開放委員から使用団体宛てに連絡をいただき、6月1日にこの制限が解かれました。
質問です。1)育成団体が学校施設において活動する際、市外のチームとの試合を実施することを禁じてきましたが、これを解除した基準について伺います。なぜこのタイミングまで制限を続けて、今回解除という判断に至ったのか、その根拠についての御説明をお願いいたします。
次に、マスクの着用に関連し、次のようなやり取りがあったとの情報が届きました。選手のマスク着用はしなくてもよいとしたことに伴い、指導者についても熱中症のリスクがあるが、どのように考えたらよいのかと質問したところ、ある地域の施設開放委員長から次の連絡が届きました。まずは厚生労働省など国が示した指針は皆さんも御存じと思います。市役所に確認しました。施設開放委員会としては、子どもに関してはスポーツをするときはマスクを外す。熱中症も考えてのこと。ただ、コーチや指導者に関しては、まだ現状維持のままでとのことです。また、国の考えがすぐ下りてくるのではなく、東京都からまた各市町村へという流れがありますという回答だったとのことです。
質問です。2)育成団体の活動において、マスクを着用する、または着用しないでよいとする基準について伺います。
3)育成団体の活動において、指導者がマスクを着用する、または着用しないでよいとする基準について伺います。
質問1の2、学生服の調達遅れへの対応について。
市立中学校の入学式の前日に、下記のLINEが届いたという連絡を市民の方からいただきました。明日入学式を迎える市立中学校の制服が間に合わないケースが出てきたという事態が、学生服の取扱業者から連絡が入り、教育長からの依頼で、各校の卒業生、在校生の制服を明日の入学式のみ貸与してくれる人を探しています。明日の朝には入学式を迎えるので、今日中の早いにこしたことはなく、ついては、貸与してくれる方はそれぞれの中学校に持参をお願いしたいです。なお、持参前に副校長に連絡してくだされば、なおスムーズです。この情報を市内PTA関係者への拡散をお願いいたします。緊急連絡のため、LINEというツールでの連絡をお許しください。
恐らく教育委員会からPTAに向けた連絡内容と思われます。卒業生、在校生に向けて発信した情報は、入学式を迎えようとしている御家族にも拡散していきました。実際に制服が届いていない生徒、御家族はもちろんのこと、市内には何とも言えない不安が広まっていきました。
一方、その後の新聞報道によると、次の情報もありました。制服が届かない生徒のため、都教委は6日、中学の制服や私服での登校を認めることや集合写真の撮影を延期することなどの配慮を各学校に指示した。東京新聞4月7日。
質問です。1)令和4年度の入学式の直前に学生服の新調が間に合わない可能性が判明した件について、情報がいつ、どんな形で市役所に届いたのか、その後どのような対応をしたか、経緯について伺います。また、結局のところ、入学式当日の状況はどういう結果になったのか伺います。
2)本件について、教育部と教育委員会はどのような情報発信をしたか伺います。
質問1の3、テンミリオンハウス事業について。
テンミリオンハウス事業に及ぼしたコロナの影響について伺います。令和4年度の予算参考資料に記載のとおり、テンミリオンハウス事業においては、新型コロナウイルス感染症対策費用を含め、運営費補助等を行うとしています。テンミリオンハウスは規模も運営方法もそれぞれの施設により異なり、コロナ禍の影響も様々であると認識しています。コロナ禍の影響を受け、活動を縮小せざるを得ない状況もある一方、利用者の皆様の強い要望があり、できる限りの感染症対策をしながら、一部の事業を継続していた施設もあると聞いています。感染症対策の規模とその効果を検証し、今後の事業推進の方法を検討する必要があると考えます。
以下質問です。1)新型コロナウイルス感染症対策費を含めた運営費補助について、現況を伺います。
2)赤字が出た場合の対応方法について伺います。コロナの影響で、規模を縮小して事業を継続する場合、人件費、修繕費などの固定費は必要であり、さらに対策費が上乗せになります。一方で、一部利用料金を徴収して実施する事業もあり、人数制限などの影響を受け、収入は減少となります。その結果、赤字になってしまった場合の対応の仕方、ルールと実態についての御説明をお願いいたします。
大きな2番です。選定、選考方式について。
1番、民間学童クラブの開設支援について。
閉会中の文教委員会で、民間学童クラブの開設支援について行政報告をいただきました。予算特別委員会においては詳細の議論ができていなかったという反省がありますが、開設を支援する事業者数が原則1事業者との御説明でした。民間で経営するためには、採算が合わなければ事業を継続することはできないと思います。1施設に原資を集中させるとなると、今度は結構な規模の施設となり、何を根拠にこの額の設定がなされたのか。応募者はいるのかという疑問も湧いてきます。
以下質問です。1)支援する事業者を1事業者に絞った理由を伺います。
2)プロポーザル方式の選考を、市職員による選考委員会で実施する理由を伺います。
質問2の2です。旧赤星邸の利活用について。こちらは昨日の山本あつし議員の質疑の中でお話がありましたので、ある程度割愛して御説明いただいて結構です。
令和4年度の予算には、吉祥寺本町4丁目寄贈物件、旧赤星邸の利活用検討が計上されています。利活用検討ですから、これから検討が進むと理解しています。貴重な物件を寄贈していただき、これを有効に利活用することは大切なことと考えます。市民の関心、特に地元では、福祉の会などにおいても話題になっています。予算参考資料によると、有形文化財の登録手続を進めるとともに、有識者を含む検討委員会を設置し、利活用方法の検討を行うと説明されています。
以下質問です。1)本検討の進捗並びに今後の予定について伺います。
2)有識者を含む検討委員会を設置する理由について伺います。
質問2の3、武蔵野市多文化共生推進懇談会について。
武蔵野市多文化共生推進プラン(仮称)の策定に向けて懇談会を設置するということで、市民委員の募集をしてきました。この応募方法は、市民委員応募用紙と作文用紙を提出することとなっています。
質問です。1)市民委員募集の選考方法について、提出された作文内容等を総合的に勘案して市長が決定しますとしており、この選考基準について市長のお考えを伺います。
2)選考委員会を設置しない理由について伺います。
質問2の4、CIO補佐官(仮称)等の専門人材の活用について。
CIO補佐官(仮称)については、予算特別委員会で様々議論をさせていただきました。仮称となっていましたが、既に仮称は取れて、正式名称となっているようです。いつ決まったのか、私は知り得ないです。武蔵野市では歴史的に、名称にはできる限り横文字は使わないことになっているなどの予算委員会での発言もありましたが、結局この名称が採用されたということでしょうか。今年度、CIO補佐官等の専門人材の活用となっており、予算が921万円余りで、この予算について伺います。
1)専門人材の活用とは、具体的にどんな形で実施するのか伺います。まず補佐官等となっていますが、補佐官以外にどんな方法を考えているのか、また、その具体的な活用方法は、委託なのか、任用なのかについて御説明をお願いいたします。
2)CIO補佐官について、調査不足で大変失礼いたしました。通告を提出後、ホームページを確認していたところ、既に選考が終わっていることが分かりました。成り手を探すのが大変で、時間を要するものと思い込んでいました。速やかに選考された模様ですが、どのようなプロセスで決定したのか、選考方法についての詳細な御説明をお願いいたします。
大きな3番、予算執行状況について。
質問3の1、ごみ組成分析調査について。
ごみ組成分析調査について、年ごとにデータがばらついており、このデータでは活用が難しいということを予算特別委員会で指摘させていただきました。これは調査方法に課題があり、この調査方法を適切な方法に改善するためには、発注段階での技術的検討が必要と考えます。令和4年度が始まって2か月が経過しました。今年度の発注について、以下質問いたします。
1)発注方法の見直しについて伺います。見直し作業の実施方針と進捗状況について御説明をお願いいたします。
2)仕様書改善の進捗について伺います。仕様書についてどのように改善する方針か、検討の進捗状況について御説明をお願いいたします。
質問3の2、仮想化基盤・住民情報系システムの更改検討について。
本件は2,600万円余りという大きな予算がついており、その内容と実施方法を明らかにしていただきたく質問いたします。
1)更改に向けた準備は誰が実施するのか伺います。
2)事業者を選定する際の選定方法について伺います。
質問3の3、生活安全対策事業について。
武蔵野市つきまとい勧誘行為の防止及び路上宣伝行為等の適正化に関する条例の一部が改正されました。吉祥寺駅周辺の現況を鑑みると、この条例の改正により実効性が上がることに大きな期待が寄せられています。早速4月から、ブルーキャップによる指導、警告等が始まっています。予算特別委員会において、客引き行為に対し指導などを実行すると、もめごとが起こるリスクがあるのではないかと指摘させていただきましたが、実際はどんな状況になっているか、また効果が上がっているかなどを伺います。
1)ブルーキャップによる指導、警告などの実施状況と、その成果について伺います。
2)今後の展開について伺います。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしく御答弁のほどお願いいたします。61◯市 長(松下玲子君) 宮代一利議員の一般質問に順にお答えをいたします。
質問1の3、1)についてです。テンミリオンハウス事業における運営費補助については、上限1,000万円の範囲内で運営団体に交付をしていますが、近年の運営に関する経費の増加対策として、平成30年度より運営費補助とは別に、維持管理費補助として光熱水費や備品購入費等を交付しています。さらに令和3年度からは新型コロナウイルス感染症対策費として、別枠で新たな補助項目を設けて、コロナ禍における運営支援を行っているところであります。
2)についてです。運営に係る年間収支については、各運営団体においてあらかじめ事業計画書及び資金計画書を作成し、テンミリオンハウス事業採択評価委員会に諮った上で、地域の実情に応じ、創意工夫を凝らした運営を行っていただいているところでありますが、予期できない費用の発生や運営上の困り事については、運営支援の業務に当たる市民社協や市に御相談いただく中で対応しているところでございます。
2の1についてです。1)について、多様なニーズに対応することで、児童、保護者の選択肢を広げることを目的として、今回公募に至りました。事前調査において、補助事業での実施に対して多数の応募が見込めるか不透明であり、まずは1事業者を想定して開設支援を行い、今回の結果を受けて今後の対応を検討するものと考えております。
質問2の1、2)についてです。既設の各学童の充足率や地域における学童の需給バランス、市で定める学童の育成指針など、提案を総合的に判断するための知見を有しているのは、市の関係各部署であることから、庁内各部署の選考委員にて実施することは妥当と考えております。なお、事業者の財務状況については専門家の助言をいただくことを考えております。
質問2の2、1)、2)は関連するため、まとめてお答えをいたします。旧赤星邸については、昨年11月に文化庁と東京都教育委員会の現地視察を受けた後、今年2月に登録有形文化財の申請をいたしました。このまま手続が進めば、今年度末頃には登録される見込みであると聞いております。また昨年度は並行して建物調査を行うとともに、昨年9月には庁内ワーキングを設置し、今後利活用検討を進めるための各種法的整理や参考施設等の視察見学を行っており、今年度夏頃には一定の整理を行った上で、今後の予定も含め市議会に報告を行うとともに、市報等にてお知らせをしていきたいと考えております。
今年度秋以降には有識者会議を設置し、来年12月頃までをめどに利活用検討を進めるとともに、庭の一時的開放やワークショップなどを開催しながら、広く周知、市民意見を聴いていきたいと考えております。緑豊かな自然環境が残されている庭と歴史的価値、文化的価値を有する建物の一体的利活用に向け、また、この環境等を市民と共有し、未来につないでいくためには、ワークショップ等でいただいた市民意見を反映させるとともに、有識者による専門的知見に基づいた御意見をいただくことが必要であると考えております。
質問2の3、1)についてです。公募委員の選考については、武蔵野市多文化共生推進懇談会公募委員選考要領を定めて、それに基づき選考を行いました。応募者には、多文化共生社会を実現するために必要だと思うことをテーマとした作文を提出してもらい、審査を行いました。委員会という会議体にはしておりませんが、選考は選考要領に定めた市職員4名の選考委員が行い、100点満点で評価を行い、採点結果を合計して、最も得点の高い方から1名を決定し、最終的に市長である私が決裁を行いました。
2)についてです。今お答えいたしましたとおり、多文化共生を所管する部署の複数の職員が、その見識を持って適切に選考するものと考え、改めて選考委員会は設置しておりません。
質問2の4、1)、2)については関連いたしますので、まとめてお答えいたします。専門人材の活用については、令和4年2月に策定した武蔵野市自治体DXに関する全体方針の外部人材の活用の項目において、最高情報責任者(CIO)へのアドバイザーとして外部人材を活用すること、及びICT導入の妥当性評価を行うコンサルタントとして、ICTの知見を有する専門人材を活用することを掲げております。
具体的な業務といたしましては、最高情報責任者(CIO)補佐官は、庁内におけるデジタル化の認識共有、機運醸成への取組、例えば庁内向けの研修を行うとともに、ICT戦略会議に参加し、第七次総合情報化基本計画の策定過程での助言や提言を行う予定です。デジタル化推進アドバイザー業務は、システムベンダーに属さない専門コンサルティング事業者への委託事業であり、ICT導入事業の仕様書の確認や、見積書の精査等や、ICTを導入した際の効果、コスト及びセキュリティ等に関する意見書の作成等を実施する予定です。
最高情報責任者(CIO)補佐官の選考については、総務省地域情報化アドバイザーの中から、本市への理解、情報化分野に秀でた専門家を選定し、任用に当たっては、所属している亜細亜大学に推せんを依頼するとともに、小論文、面接により選考を行い、亜細亜大学非常勤講師の高橋明子氏を、本年4月1日に最高情報責任者(CIO)補佐官として任用いたしました。
続きまして、質問3の1の1)についてです。これまでどおり、武蔵野市契約事務規則により指名競争入札方式を検討しています。
2)についてです。契約内容については、これまで同様サンプリングから分析までを含む形で考えているところですが、今年度の契約に向けて、詳細については検討を進めています。ごみ組成分析は、ごみの内容、特徴を明らかにして、それによって、ごみの減量、食品ロスなどに対する施策につなげるための基礎データとすることを目的としています。施策の基礎データとして有効に活用できるような調査結果が得られるよう、調査方法、内容の確認、仕様書の見直しを進めたいと考えております。
質問3の2、1)についてです。仮想化基盤・住民情報系システム更改に向けた準備は、情報政策課がコンサルティング事業者の支援を受けて行っていきます。
2)についてです。コンサルティング事業者を選定する際の選定方法は、指名型プロポーザルといたしました。4月11日にプロポーザルのプレゼンテーションを実施し、審査委員会にて審査の結果、アビームコンサルティング株式会社を優先交渉権者として決定いたしました。
続きまして、質問3の3についてです。1)について、令和4年4月1日から、武蔵野市つきまとい勧誘行為の防止及び路上宣伝行為等の適正化に関する条例を一部改正、施行し、公共の場所における付きまとい勧誘行為に加え、客引き、スカウト、客待ちを禁止行為とし、ブルーキャップによる指導、警告等の対象としました。条例施行後は、該当行為の禁止及び公共の場所から店舗敷地内に移動するように、丁寧に口頭注意を行うことに重点を置き、2か月間で約530件の口頭注意を実施し、さらに条例周知の徹底を図っております。
実施状況については、4、5月の2か月間で、指導ゼロ件、警告1件、勧告及び氏名の公表は行っていません。また武蔵野警察署との間で、ブルーキャップの活動や客引きの状況等について情報交換を行っております。特に客引き、客待ちが多かった吉祥寺駅南口の階段を降りた付近について重点的に対応した結果、ブルーキャップ活動時間内での客引き行為等を行う者はいなくなり、大きな成果が出ていると考えております。また、吉祥寺駅南口パークロード周辺や吉祥寺大通り東地区においても、ブルーキャップが巡回中は客引き行為等が見受けられなくなり、一定の成果はあるとは考えております。
質問3の3、2)についてです。今後の展開ですが、市としては現場で活動を行うブルーキャップと綿密に情報を共有しながら、限られた人員及び活動時間の中で、より効果的なパトロールを行えるよう検討してまいります。また、付きまとい勧誘行為、客引き、スカウト、客待ちといった禁止行為が行いづらい環境を、引き続き商店会や警察署等の関係機関と連携して築いてまいりたいと考えます。
他の質問については、教育長からお答えをいたします。62◯教育長(竹内道則君) 私からは、大きい御質問の1番目、コロナ禍の影響について順次お答えいたします。
教育委員会も、コロナ禍の中で様々に決定、あるいは行動してまいりましたが、その都度そのことの意味であるとか目的について、極力お伝えしていくように留意はしてきましたけれども、先ほど申し上げたようなことがなかなか伝え切れたかどうか、難しさを痛感しております。その上で、これまでは緊急事態宣言やまん延防止措置などにより、国や都の各種ガイドラインを参考に、様々活動に制限を余儀なくされておりました。市外チームとの交流については、5月22日をもって、東京都より発出されていたリバウンド警戒期間が解除されたことを受けまして、6月1日から解除いたしました。
次に、1の1の2)と3)は関連するため、併せて答弁いたします。学校施設開放の利用者に対するマスクの着用ですが、これまで都や国、各種団体ガイドラインを参考に感染症対策を設け、原則マスクの着用をお願いしています。
5月22日をもって、東京都より発出されていたリバウンド警戒期間が解除されたことや、令和4年5月24日に文部科学省から、学校生活における児童生徒等のマスクの着用についての事務連絡があり、学校は本通知の内容に基づき、本市の新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドラインを改定し、運動中のマスク着用は不要となるなど、徐々に緩和されてまいりましたが、体育施設ではマスク不要とのガイドラインはまだ出ていないことなどもあり、動向を注視してまいります。なお現在でも、熱中症のリスクがある場合はマスクの着用は不要としているところでございます。
次に、質問1の2の学生服の調達遅れへの対応についてですが、1)と2)を併せて答弁申し上げます。
まず中学校入学式の前々日である4月5日の夜に、関係者からのSNSを通じた情報提供によって、中学校新1年生に制服が届いていないケースがあるとの声が複数あることが判明しました。そのため、入学式前日の4月6日の早朝に、私は市長や教育委員とも協議をして、教育部長に指示を行い、その経緯を踏まえて、午前8時、指導主事から各中学校に電話をし、保護者から制服が届いていないという連絡が学校にあったか、対策について校内で検討しているかなどの確認をしました。
全校の状況確認後、市長と教育委員会で状況の共有と今後の対応を協議し、同日の午前9時30分頃、教育委員会事務局から、令和4年度市立中学校入学予定の保護者と令和3年度市立小学校卒業生の保護者宛てに、学校緊急メールで本件に関する情報発信をしました。具体的な内容につきましては、次に申し上げる3点をお伝えしています。武蔵野市立中学校の制服を扱う指定業者から、注文した制服が納入されていないという事例が報告されていること、まだ制服が届いていない、本日中──前日です──に受け取ることができないなどの不安がある場合は、入学予定の中学校に連絡をしていただきたいこと、学校では、PTAと協力して対応できるよう対策を検討していることの3点でございます。
その後教育委員会としては、4月6日、前日の15時の段階と、4月7日当日、入学式後に、最終的な状況を確認しました。各中学校では、何件か保護者からの相談はあったものの、直前になりましたが制服が到着したり、PTAや卒業生に御協力をいただいたり、以前から学校にあったリサイクルの制服で対応したりと、全生徒が制服を着用して入学式に臨むことができました。
以上でございます。63◯6 番(宮代一利君) ありがとうございました。先に教育長に再質問させていただきたいと思います。
今の御説明のとおりで、5月22日に解除されて、それをもって対外試合をオーケーにしましたと。それで、それが出たのが6月1日なのです。半分お願いなのですけど、ここの間、5月22日から6月1日に、土日が1回挟まっています。5月22日に解除になるであろうというのはもう少し前から分かっていて、小学校6年生の卒業生たちは、もう本当にずっと活動が制限されている中で頑張ってやっていて、1回でも2回でも練習も試合もしたいという状況になっている。これをぜひ御理解いただいて、1週間前に、5月22日と同時に、この解除をしていただきたかった。そのことについてはもう切にお願いしたいのです。
それから大会というのは、年間を通してリーグ戦をやったりしていて、事務局のほうでグラウンドの手配とかというのを、物すごくずっと綿密に計画しながら進めているので、なかなか難しいのは分かっていますけれども、こういう方向でどんどん動いていくという情報を、もう少し前広に出していただきたいということです。御見解をお願いしたいと思います。
それから制服の件ですけれども、先ほど新聞の御紹介をさせていただきましたが、都教委のほうから、例えば写真撮影の話であったりとか、あるいは、高校生は中学生のときの制服でもいいというメッセージが出ていて、そこは恐らく私が知っている範囲の中では、武蔵野市の中では確かに事実だけを淡々と流すようなLINEが来て、それに対して、もう少しこういうふうにして大丈夫なのだということが伝わるような連絡が欲しかったという声が聞こえてきているのですが、そこについていかがでしょうか。64◯教育長(竹内道則君) 解除が6月1日になったことについてですが、各学校や学校施設開放委員会、利用者などへの周知が必要で、その周知の期間を設けて6月1日としましたけれども、いろいろと今お話もありましたが、制約がある中での切実さというのは感じておりますので、今後こういうことがありましたら、そういったことにも留意して考えていきたいと思います。
それから制服の件については、基本的には各学校でどのように入学式を行うのかということですので、各学校での対応ということで考えておりますが、教育委員会としての対応の方法について、もう少しさらなる情報の提供の在り方があったのか、そのことについては振り返ってみたいと思います。
以上です。65◯6 番(宮代一利君) ありがとうございました。2つとも前向きに捉えていただいてありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それでは、今度は市長に質疑をさせていただきます。まず、ちょっとテンミリオンハウスの件で1つ答えがいただけなかったのだけど、赤字になってしまったらどうするのですかということ。先ほどの話では、赤字にならないように計画を立ててやっているという話なのですけど、もう本当にコロナの影響を受けて、不慮の状態で経営が斜めになってしまっている。そもそも赤字になったという報告は来ているのか、来ていないのか。それでもし赤字になった場合、今後どうするのですかということについて、お答えをお願いいたします。
それから民間学童クラブの話、1事業者になった件と、予算執行のほうの仮想化基盤・住民系の話とは、実は関係が。どう関係しているかというと、これは予算について、多分サウンディングのようなことをしているという説明が、ちょこちょこなされているのですが、要するに事前にサウンディングをしますと。今、状況を判断していきますということをまずやっていると認識していて、その次に、予算を組むときに、概算見積りか何かを取っていると思うのです。誰かから概算の見積りを取って。そうしないと予算が立てられませんから。それはどうやって予算を組んでいるのですか。
そしてその次に、入札をするときに入札予定価格というのを設定しているのです。これらの一連の事前の準備の段階で、誰がどこに関わっているのか。そして、そういったステップを踏みながら、ラストステップのところでプロポーザル方式になるのです。そういうケースがすごく多いのです。このプロポーザル方式って、私はなかなかくせ者ではないかなというふうに思っていて、プロポーザル方式を勝ち抜くためには、いかに事前の情報を得ることができるのかということが非常に重要だと思います。
そういうことを考えたときに、今回のは私は分からないで聞いているので、民間学童クラブの開設支援について二千何百万円というお金を予算として上げてきた。そもそもその金額で手を挙げてくる業者がいるのかどうかについて、どんなふうにステップを踏んで、どんなふうに考えてやってきたのか。それから仮想化基盤のほうについてもプロポーザル方式を取っていて、これは指名になっていますけれども、どんなふうにここの指名に至ったのかということについて、全体の流れをもう一度おさらいしながら見解を伺いたいと思います。66◯市 長(松下玲子君) 2点の質問にお答えします。
まずテンミリオンハウスなのですけれども、先ほど私がお答えしたのは、予期できない費用の発生や運営上の困り事について、運営支援の業務に当たる市民社協や市に御相談いただく中で対応してまいりたいとお伝えしております。現状、赤字という報告は上がってきておりません。やはり事前に相談をいただく中で、対応を検討しているところでございます。
宮代議員もおっしゃったように、スタッフの配置とか、人件費ですよね。利用者が減ると、それに伴って、例えばお昼御飯を出しているところなどは食費などは減りますので、支出も減となるのですが、スタッフ配置等でなかなか減らすことが難しい、収支が厳しいという意見が出ているのは認識をしておりますが、コロナ禍の利用者減で、そこは御相談いただく中で対応しているのが現状でございます。なので、現状赤字という報告は上がってきてはおりません。
学童クラブに関しては補助金のスキームに沿って実施をしておりますので、事前の見積り等は取っておりません。
そして次の仮想化基盤・住民情報系システムの件でございますが、事前に3者から見積書を取得し、3者平均額で予算要求をした結果、複数事業者がプロポーザルに参加できるよう、2番目に安価な見積りを提示した事業者の金額が査定額となりました。プロポーザルのプレゼンテーションを行って、指名業者6者に通知をして、参加が1者となりました。事前に見積書を取得した3者というのがあって、上位指名事業者6者に見積りを取得した3者というのは含まれております。
指名事業者は選定方法がありまして、市の登録事業者のうち、希望業種が情報処理業務のシステム開発その他である事業者を抽出し、そのうち、業種、備考欄の記載にコンサルティングに類する業務が含まれる事業者を抽出しております。また過去に市の業務を受注または指名を受けた実績があることや、事業者のホームページ等でシステム調達支援の実績、または同業務の受注が可能な明確な実績があることを考慮して選定しております。
御質問で選定方法がくせ者とおっしゃった、そのくせ者というのは、どんな趣旨での御質問かがちょっと分かりかねるのですが、先ほどお答えしたコンサルティング事業者を選定する際の指名型プロポーザルについては、今お答えした内容で選定しております。67◯6 番(宮代一利君) すみません、悪い言葉を使ってしまいました。私がくせ者と申し上げたのは、プロポーザル方式というのはなかなかいろいろ難しいところがありますよねという意味で、くせ者と言ってしまいました。すみません、ちょっと言葉はよくなかったと思いますが、要するにプロポーザル方式って仕様が動くのです。要するに前提条件がプロポーザルの内容によって変わってくる。そして、内容が変わっていることに対して見積りが積んであって、その金額を比較しなければいけない。しかしやっている内容の幅も深さも、それぞれプロポーザルは違う。
通常発注側に力があれば、きちんとした仕様書を全部構えて、同じ仕様書の下に価格比較をして、あるいは場合によっては、その仕様書に対するプロポーザルの技術の内容の評価をして、本当にここの会社は技術を持っていますか、どうですかということまでは採点するにしても、プロポーザルにすると、その前提条件が変わります。そこに難しさがありますよねということを申し上げているという意味です。
今後もこのプロポーザル方式を続けるとすると、いろいろやり方についてもう少しきちんと公にして、議論をさせていただく必要があるのではないかなというふうに私は考えていますが、今そこにちょっと市長がスポットを当てていただいたので、プロポーザル方式について市長は今どういうふうにお考えなのか、伺いたいと思います。
それから、民間学童のほうで見積りを取っていないと。それはないですよね。だって予算で上がってきているのだから、あの予算をつくるときには、ではどうやって予算をつくったのですかという話になるので、そこについてはぜひ教えていただきたいです。民間学童クラブの開設支援についてというのが令和4年度の予算として上がっていて、その承認を我々は求められた。そのときに、ではその見積りはどうやってつくったのですかということについて教えてください。
それからあと、旧赤星邸の利活用については、全体の決定までのプロセスをとても明らかにしていただいていて、今後様々ステップを踏みながら、現地の公開もやります、市民からもいろいろ御意見を聴きますという話が出てきていて、非常に私はいいなというふうに思っていて、この並びの中でなぜ赤星邸を持ってきたのかというのは、赤星邸のやり方はとてもいいなと感じているので、ほかとの比較のためにここに置いてあります。
ただその中で1つちょっと気になっているのは、有識者を含む検討委員会を設置する、一方で、市民からも様々意見を聴きましょうというふうにやっていて、最終的にこの有識者の委員会の中でのお話と市民から上がってきた意見を、どうやって調整していくのか。多分赤星邸の件については、もう本当に幅広い意見が出てくるのではないか。逆に楽しみな面ではあるけれども、最後それをどういうふうに集約させていくのかなというところに、ちょっと不安というか、地元の方たちとお話をすると、自分たちの意見って本当に届くのだろうかというような声も聞こえているわけで、今後どうやったら地元の方たちが声を上げて、自分たちの声が反映された結果になったのだと納得してもらえるのかという、そのやり方を、これからも追求していってほしいなと考えているという意味です。ぜひその方向を御理解いただきたいというふうに思っています。コメントをお願いいたします。
それから多文化共生の話は、4名のアドバイザーさんがいるということは分かりましたので、これはよかったです。ここの文章が、公募のところの資料について、提示された作文内容などを総合的に勘案して市長が決定しますと書いてしまってあったので、私は、これは市長が読んで市長が決定するのですかと思ったのです。なので、市長が1人で作文で決めたら駄目なのではないかというふうに思ったので、基準を聞かせてくださいと壇上で申し上げました。そういう意味で、この4名のアドバイザーが入っていたということについて理解、納得できましたので、よかったと思います。
それから、ごみ組成分析調査についてですけれども、ちょっと細かいところに入り過ぎても、今日はこれ以上の議論はできないのかもしれないですが、先ほどおっしゃったとおりサンプリングから分析までということで、様々いろいろ難しいものが隠れている仕事だと思うのです。それについて、やはり今までのデータを見ると、そのデータの取得に様々な落とし穴があって、それを全部クリアしないと今後いいデータが取れないという議論は副市長とさせていただいて、その結果、もうあのときに、今年から新たに、令和4年度からきちんとやりましょうという話で方向づいたので、そのことについてちょっと細かいですけど、一応通告の中では2)で、仕様書の改善についてどこをどんなふうにやっていくつもりなのですかというところを、もう少し教えていただけたらなと思って確認しました。
あれだけ予算委員会でいろいろやらせていただいたので、令和4年度からは、このデータについてはいいデータが取れるようになってほしいという願いがありますので、コメントをいただけたらなというふうに思います。
それから、最後の生活安全対策のところですけど、先ほど市長が効果が上がったということなので。確かに南口側は効果が上がっていると私も思います。ブルーキャップさんが7名から8名ぐらい、ほとんど毎晩のように出ていっていただいていて、ブルーキャップさんがいる間は黒い方たちがさすがに店の前に出てこないのです。
ところがある日、北側にブルーキャップさんが移動したことがあるのです。それは、私もちらっとブルーキャップとお話ししたことがあるのですけど、南ばかりではなくて北も見てよという話をしていて、そうしたら、多分ほかの市民の方もおっしゃったのだと思うのだけど、北に来ていただいたのです。むっと思って、当然私は南を見に行くわけです。もう見事なモグラたたきになっています。北に移動すれば、南がずーっと湧いてくる。
ということで、私のこの質問の今後の展開についてということですけれども、このモグラたたきをずっと続けていても、本当の解決にはならないのではないかなというふうに思っていて、あまりブルーキャップさんとの話を言い過ぎるとあれですけど、ブルーキャップさんとしては、もう少し人数がいないと全部はやり切れないですと、ちょっと正直なお声も聞かせていただいています。
ということで、今後ブルーキャップに全部任せて、今いるブルーキャップさんで全部できるという話にはしないでいただきたい。確かに効果は上がっているけれども、これで吉祥寺駅周辺が、必ず全部よくなるという状況では今はないと認識しているので、今後の展開をどういうふうにお考えかということについて、もう一度コメントをいただけたらと思います。お願いいたします。68◯市 長(松下玲子君) たくさん御質問をいただきました。順に漏れないようにお答えをしていきたいと思います。
まずプロポーザル方式に関して。学童クラブなのですけれども、ちょっと誤解があると思うのですが、学童クラブは補助金です。補助金というのは、国と都と市が運営費を負担する仕組みで実施されておりますので、その補助制度の枠組みによって予算を計上しております。施設整備補助というのがあります。開所後の運営に当たっても国と東京都の枠組みによって実施しておりますので、民間学童クラブ運営費補助というのを令和4年度の当初予算に計上しておりますので、その範囲の中で実施していきたいと思っております。
そしてプロポーザルに関して、課題というか、大変だというような視点からの御質問だったかと思いますが、業務内容の中で様々、システム調達だったり、ICTを活用した業務フォローの見直しに、デジタル化推進アドバイザーを導入しておりますので、こちらの専門性を持った方にお支えいただきながら、仕様書作成等を行っていきたいと思っております。
そして旧赤星邸に関しましては、様々制度の活用なども含めて専門性のある有識者の皆様に御議論いただく。そして非常に関心が高い場所であるという認識を私も持っておりますので、市民の皆様に様々参加していただく中で、また実際にお庭を公園として正式にオープンする前に使ってみて、使ってみながらまた御意見もいただくという形を取りたいなと思っております。
そこの意見をどう調整するか、これは旧赤星邸に限らず、東町の市有地の利活用もそうですが、様々いろいろな意見が出てくる中で、しっかりと話合いを行って、また施設の制約、土地の制約等もありますので、そうした中でよりよい施設としていきたいと思っております。これは調整していかなければならないと思っております。
そしてごみについては、廃棄物に関する市民会議もございます。そちらからも御意見をいただきながら、来年度に向けて一般廃棄物処理基本計画の改定というのも行います。その中に食品ロスに関する内容も盛り込まれる予定ですので、今後のごみ組成分析調査については、廃棄物に関する市民会議の委員からいただいた御意見なども考慮に入れながら検討していきたいと考えております。
そして最後、ブルーキャップについて。ブルーキャップがいるから全て解決したと思わないようにとの趣旨ですが、ブルーキャップがいるから全て解決したと思っておりませんので。一定大きな役割を果たしていただいているとは思っておりますが、また4月以降、吉祥寺駅南口に重点を置いて対応する中で、今後は吉祥寺の北口にも強化をしていく必要があるという認識も持っております。そしてブルーキャップの活動時間外の状況について、やはり依然禁止行為が見受けられるのも課題として捉えております。条例は4月から施行したばかりでございますので、その効果を検証した上で、ブルーキャップの活動体制というのは検討していきたいと考えています。
以上です。69◯6 番(宮代一利君) 様々ありがとうございました。まず民間学童の補助金の話は分かりました。先に金額ありきというか、枠組みがあって、そこから話が始まっているのだという話なので、これは理解できました。
それからブルーキャップの件についてもありがとうございます。これはずっと継続的な話だと思うので、ぜひ続けていただきたい。ただ、そこにブルーキャップがいればいいということにならないで、みんなで協力しながら解決に向けていってほしいなというふうに思っております。
それからすみません、これはしつこくてごめんなさい。ごみの組成分析ですけど、市民会議のごみの組成分析云々の話とはちょっと逆で、市民会議で話をするためには、正しいごみの組成分析のデータがなければ駄目ですと、順番としてはそうです。市のごみ組成に関する実態をしっかり正しいデータとして持っていて、そのデータを見た上で、市民会議で、このまちのごみってこういう特徴があるのだということを理解して、ではこれからどうしていこうということを話し合っていくので、市民会議をやったからといって、ごみの組成のサンプリングが正しくできるようになって、分析でいいデータが取れるようになるというものではないと思います。
最後にCIO補佐官についてちょっと気になっているのですけど、4月1日に選任されているのだけど、予算が決まる前にもう選任作業に入っていたのですか。私はそれにどうしても納得がいかないところがあって、あんな短期間で決まるものなのかということについて、どんなプロセスでCIO補佐官が決定に至ったか、最後にコメントをよろしくお願いいたします。70◯市 長(松下玲子君) 最初の答弁でもお答えしましたように、総務省の地域情報化アドバイザーという、いろいろな人が一覧になって載っている、冊子にしているものがあります。補佐官の選考については、総務省が地域情報化アドバイザーとして認めているというか、推奨している方の中から、やはり武蔵野市と関係の深い、武蔵野市内にあり、また様々協定も結んでいろいろ御協力をいただいている大学の非常勤講師の方、こちらを補佐官として任用しております。選考につきましては、人事管理、任用に関することなので、詳細はお答えいたしかねるところでございます。選考条件は、武蔵野市最高情報責任者(CIO)補佐官の設置に関する要綱で定めております。
以上です。